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エイリアン:コヴェナント【10点】偉大な「エイリアン」に泥を塗る失敗作【ネタバレ無し感想レビュー】

最初に言っておく。
このレビューにはネタバレは無い。

この映画は老監督が世界中にいま伝えたい事を「ラスト5分」に描いている。
だからそのネタバレを書くわけにはいかない。
監督の思いを尊重するとしよう。

あらすじも書かない。そんなものは公式サイトでも見ておくれ。

この映画は初日の初回に、4DX仕様で最前列で鑑賞した。
まわりに他の客はおらず、視野角もちょうどいい、最高の舞台であったことを予めお伝えしておく。


結論から言えば、今回の鑑賞では「とても感銘をうけた」。
ただしそれは、映画の内容にではない。


好きだった名監督リドリー・スコット

老い」と「没落」

にであった。


「ALIEN」という、とてつもない作品をつくりあげた名監督であった。
しかし前作も今作をもってしても、自分の最高傑作を超えることはできなかった。

あきらかに前作と今作からは「老いによる没落」を感じる。
1つの映画の中に「2つのテーマ」をうまく盛り込めていないのだ。

それは「監督の伝えたい事」と「エイリアンの恐怖」、
どちらも、まあ中途半端に作ってしまっている。

もともとそんなに器用な監督とは思っていない。
しかし「ALIEN」では高水準で出来ていた。
これはもう監督の手腕が落ちたとしか言いようがない。


なぜいまさら「ALIEN」の続編を作ったのか。

ただ単に、「ALIEN」の誕生の話を書きたかったのか。
そうであれば、そんなものはだれも望んでない事を分からなかった監督の感性の老いだ。

「ALIEN2」に上を越された事が悔しかったのであろうか。
そうであれば、ジェームズ・キャメロン監督を超えるという思い上がりが過ちである。



リドリー・スコット名監督の衰えは、非常に残念であり、「それも人生」であると感銘をうけた。
今後は老体に鞭打つことはせず、新しい感性を持った若い監督に、自由にやらせてみるべきだ。(その結果がエイリアン3やエイリアン4であったとしても)


前作も今作も、エイリアンVSプレデターにも劣る、残念な作品であった。
なんども言うが、監督の老いによる力不足によるものである。

もう誰も「ALIEN」の続編は作らない方がいい。
とびっきり感性のいい若手が現れるまではね。

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駄目な点を箇条書き

・まず監督の伝えたい事からして「古い感性」
・今までのエイリアンの焼きまわしで映像革新がない
・器用でないのにテーマを2つにしてしまった
・2つのテーマをまとめきれない程の老いによる力不足

採点:10点(100点満点)